ログハウスの断熱効果
無理をして長く続けられないような生活はロハスとは言えませんし、何事も「適度に」という気持ちが大切です。いくら「ロハスな生活を送りたい」と言っても、無理に暖房をつけずに我慢していては人にやさしくありません。ログハウスの居住性を考えるときに、まずこの断熱性を思い浮かべる人が多いと思います。
素材別の熱伝導率を比べてみると、木はコンクリートの10分の1、漆喰の5分の1の値となっています。つまり、木にはコンクリートの約10倍、漆喰の約5倍の断熱性があると言えるのです。しかしこの断熱性能をもっと生かすためには、ペアガラスのサッシを使い、床やログ材の隙間などに断熱材を施すことも必要になってきます。
人間と自然との調和がとれた、心地よい暮らしをログハウスで過ごしてください。特に寒い地方でログハウスに暮らす人の話を聞くと、昼間に窓から入り込む太陽の暖かさが夜になっても続き、過度な暖房器具は必要ないとのことです。
過度に暖房や冷房などの器具を使わなくても快適に過ごせるなんて、ロハス的な生活ですよね。ログハウスは、夏涼しく冬は暖かい、という話を耳にしたことはありませんか?これはログハウスに住むことで自然に抱かれている気分になってそう感じているわけではなく、実際にログハウス自体に夏涼しく冬暖かくなるような性質があるからです。木の組織には無数の空気層があり、そのため熱の伝導率が低くなります。
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ログハウスの健康効果
ログハウスは、森の中にいるような木の香りを感じられ、精神的な癒し効果も期待できます。ログハウスの健康効果は結構知られていることのようです。ログハウスメーカーがたくさんあることでも、ログハウスの普及がわかるでしょう。湿度を調整したり断熱効果があったりと、ログ材の特徴が人のからだに良い影響をもたらしていることはもちろんのこと、ログハウスは一般住宅に比べてホルムアルデヒドの使用量が大変少なくなります。
子どもさんのアレルギーが心配な場合は、ログハウスの外壁のメンテナンスに使う塗料などにも注意が必要です。ログハウスの良さを最大限に生かして健康住宅として住むには、換気装置の取り付けなどの対応策も整えておかなくてはいけません。自然素材をふんだんに使ったログハウスで、健康的なロハス生活を送ってみませんか?。健康に気遣い病気を未然に防ぐ予防医学もロハスのひとつという考え方もあります。
またログハウスにはリラックス効果があります、というのも、木から発散されるフィトンチットという物質には自律神経を落ち着かせる効果があるからです。最近ではシックハウス対策が強化され、以前と比べれば建材からのホルムアルデヒドの発生は減っていますが、ログハウスはもっと前からシックハウスを引き起こす有害物質をほとんど使わずに建てられてきました。日本のログハウスの歴史は欧米に比べまだ浅いですが、それでもログハウスを建てて暮らしている人は増えてきています。
ログハウスで暮らすようになって、アトピーがよくなったという例もよく聞く話です。ログハウスを住居として選ぶ理由はそれぞれですが、中には「子どものぜん息が少しでも良くなればと思って・・・」などと健康面での改善を求めてログハウスを建てる人もいます。しかし、家具の接着剤や床用塗料などから発生する有害物質には注意を払わなくてはいけません。